2025.12.18

今年も、名古屋市立大杉小学校の2年生の子どもたちが、梅花堂紙業を見学しに訪ねてくれました。
今回の見学をご提案くださった大杉小学校の先生、見学に来てくれた皆さん、ありがとうございました。
子どもたちは社内の部屋、さまざまな種類のダンボール、機械、そして製造過程を、一人ひとりタブレットで撮影しながら熱心に見学していました。
まずは、紙とダンボールの違いを実物を見ていただきながら、ダンボールの仕組みについて説明いたしました。

ダンボールは、基本的に3つの層からできており、表と裏に平らな紙(ライナー)、その間に波型の紙(フルート)が挟まれています。この波型の紙がクッションの役割を果たし、ダンボールを丈夫にしているという仕組みを説明いたしました。

ダンボールは箱として身近に使われていますが、実は“中の荷物を守る”ための仕切りとしても重要な役割があります。 今回は、あらかじめ型抜きされた2枚のダンボールを組み合わせ、どのように商品を保護するのかを実際に見ていただきました。
見学中には、ちょうどトラックへ積み込む時間だったため、その様子も間近で見ることができました。
ドライバーが「元気?」と声をかけると、子どもたちは「元気ー!!」と元気いっぱいに返事をしてくれる場面も。
グッドサインを交わす姿もあり、工場内がさらに明るい雰囲気になりました。
普段、私たち社員にとって当たり前となっている機械の仕組みやダンボールの構造も、子どもたちにとっては新鮮で、目を輝かせて観察する姿がとても印象的でした。その様子に触れ、自分たちの視点を見直すきっかけにもなりました。
また、専門用語を使わずに説明することの難しさを実感し、相手に合わせて伝えることの大切さを改めて感じる機会にもなりました。
今年は、子どもたちがタブレットを持参して参加していたことが特に印象的でした。
見学中には、「カメラはどこだっけ?」「うまくピントが合わない…」と試行錯誤しながら、「ここをこうするといいよ」とお友だち同士で教え合う姿もありました。
慣れないながらもタブレットで懸命に記録をとる姿はとても微笑ましく、学び合う子どもたちの姿に、私たちも元気をもらいました。
後日、見学に来てくれた子どもたちから、心のこもったお手紙が届きました。
ダンボールの仕組みや仕事の様子について感じたことを、自分の言葉で丁寧に綴ってくれており、社員一同、ひとつひとつ大切に読ませていただきました。
実際にいただいたお手紙の一部をご紹介します。

子どもたちからの率直であたたかい言葉に、私たちもたくさんの元気と励ましをいただきました。
タブレットを使いながら一生懸命に記録をとる、皆さんの姿を見て、これからの学びを重ねた未来に、どんな道を切りひらいていくのだろうと想像がふくらみました。
いつの日か、大きく成長した皆さんとまたどこかで関わり合える日が訪れたなら、これほど嬉しいことはありません。
私たちにとっても多くの気づきと学びをいただいた、かけがえのない時間となりました。 この度は、本当にありがとうございました!